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ーー俺たちはマンションのエレベーターに乗った。
エレベーターは楓の階に到着。
楓「…じゃあ、またね。」
俺はいつもの笑顔で手を振った。
翼「ああ、またな。…また、バレンタインの日に。」
楓も笑顔で手を振った。
ドアが閉じた瞬間ーー
俺は勢いよく床に座り込んだ。
…ついに、ついに俺の長い片想いが結末を迎えるのか。
そう考えると、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。
俺は目を閉じ、力を込めて手を合わせた。
…神さま、頼む!
楓が…、楓が俺を選んでくれますように!!
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