8. 今の俺にできること

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ーー俺たちはマンションのエレベーターに乗った。 エレベーターは楓の階に到着。 楓「…じゃあ、またね。」 俺はいつもの笑顔で手を振った。 翼「ああ、またな。…また、バレンタインの日に。」 楓も笑顔で手を振った。 ドアが閉じた瞬間ーー 俺は勢いよく床に座り込んだ。 …ついに、ついに俺の長い片想いが結末を迎えるのか。 そう考えると、なんとも言えない気持ちが込み上げてくる。 俺は目を閉じ、力を込めて手を合わせた。 …神さま、頼む! 楓が…、楓が俺を選んでくれますように!!
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