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その日、私がツイッターを開けたら一通のDMが来ていることに気が付いた。差出人名は、「との」さん。
恐る恐る開けてみると、そこには丁寧な文章で、ご自身が毎週配信している「エブリスタ☆おすすめ作家紹介」というYouTubeの番組で私の作品を紹介したい、というようなことが綴られていた。作品って何かって?そりゃだから、私がWebに投稿している小説みたいな何か、だよ。
いやぁ、びっくりしたね。
ちなみに、そもそも人見知りな私がなぜツイッターなんてものを始めたのかというと、恥ずかしながら承認欲求に抗えなかったからだと思うんだ。
キミ、エブリスタって知ってる?ゲームでしょって?違うな、それはキミ、釣りスタとかそういうやつでしょ?
エブリスタっていうのはさ、ネットの小説投稿サイトで、物書きさんたちが、色々なジャンルの書き物を投稿してお互い読みあったり感想を言い合ったり出来るところなんだ。 私も最初はさ、Web小説ってなんていうかその、ちょっと過激な小説を人に隠れてこっそり読むような、いかがわしい類のものかと思ってたんだ。
実際周りにWeb小説を読んでます、って公言しているような知り合いもいなかったし、ましてやそこで執筆してますなんてこと、聞いたことなかった。もうね、完全にアングラな世界だと思ってたんだよ。
ところが、だ。
何かのきっかけでたまたま(世の中に本当にたまたま、なんてことがあるとすればだけど)目にしたエブリスタには、硬派な小説もゴロゴロ転がっていた。
ナニコレ、本格的やん。と思わず読み入ってしまうような作品が沢山あったんだ。
それを読んだときにね、思った訳。
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