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「そっか。あーちゃん昨日は仕事休みで、大阪にいたのかぁ…。
あーちゃんが大阪に来ることを前もって知ってたら、友達に会った後でもいいから、寮に呼んだのに…。
あーちゃんがいたら昨夜はさぞ楽しかっただろうなぁ。あーちゃんに来て欲しかったな…」
残念そうに孝太郎さんがそう呟くから、私もそんな彼がなんだか愛おしくなって。
ウソでも社交辞令だとしても、そんな風に言われたら、孝太郎さんが昨夜他の子とお楽しみだったことも、心から水に流せそうな気がする。
というか、こんな言い方するってことは、あのアオイって子のことは、ほんの出来心からの“ハプニング”で、孝太郎さんの本命は私って事で、自信を持っていいのかもしれない。
そもそも、こんなことになったのも元はと言えば、孝太郎さんの“浮気騒動”が発端。
とはいえ、私も“行方不明事件”で心配かけたという負い目がある。
とりあえず今日のところは孝太郎さんの“あまあまモード”に乗っかって、有耶無耶にしておくことにしよう。
そして、これからじっくり、私の“愛”のチカラで、アオイって子を彼の心の中から排除していけばいいのだ。
要はアオイって子の入る隙間さえ作らなければ、大丈夫。
そんな気がする。
「えーっとぉ。じゃあ〜あ。昨夜私がここに来てたらぁ、私とぉ、何するつもりだったのぉ?
孝ちゃん、私に何して欲しかったのぉ?」
カウチに並んで座り、普段したこともないようなシナを作って彼の体にタッチし、人差し指で彼の胸板にのの字を書きながら、甘えた視線を彼に絡ませる。
やりすぎたかな?
でも孝太郎さんも鼻の下伸ばしてるし、なんか下の方も固く膨らんできてるし。
私のこのキャラも意外とイケるかもしれない。
いざという時はこのキャラを使うことにしよう。
「えー、昨日あーちゃんがここに来てたら?
そーだなぁ。アオイと3人でヤリたかったかな?縛りプレイの。
あ、あーちゃんにも今度紹介するけど、アオイのテク凄いんだぜ? アオイにかかったら、俺なんか即終了だよ。
あ、でもあーちゃんは初めてだから、最初はソフトな感じで…」
「は?」
はあああああああ?
アオイって子と3ぴーしたかっただとおおおおお⁈
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