20210901

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20210901

暑さが当たり前になっている最近の夏 そんな日が突然終わりを告げると どんなスタイルが正解なのかと 朝から鏡の前でショーが始まる 昨日からの予報で言われていたのに こんな時慌ててしまうのは こんな時に限って寝坊気味だから タイムリミット近づいて 誰も見てないやと適当を装って撃沈 オシャレ人達はこんな急な変化にも うまく着飾って歩いている 無難と言うカテゴリーにさえも 届いていない自分の姿が窓に映るたび 濃くなる雲の色と同じくらいの 憂鬱さに占領されていく そんなわけだから なかなかやる気にも繋がらず 職場にたどり着くだけで 昨日までに貯めたやる気のゲージは ドンドンと0に近づく お願いしているのに待ちきれない空は 人々の都合なんてお構いなしに 夏の終わりを告げるような 冷たい雨を落とし始めた足元に 濡らしてしまった靴の 不快感まで押し付けてきた 悲しい事だらけの日 でもとりあえず受け止めよう 美味しいデザートも 満腹な時においしさが半減するように 中途半端に満たされているよりも 空っぽになってからの方が 些細な良いことも ものすごくいい事に感じられるはず そんな事を思い始めたら何だか少しだけ 久しぶりにやってくる秋を 待ち遠しい思ってたんだと気づいた
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