好きな本「ツバキ文具店」「院内カフェ」

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好きな本「ツバキ文具店」「院内カフェ」

最近になって初めて小川糸の小説を読んだ。 鎌倉の代書屋「ツバキ文具店」シリーズで今は2冊目の「キラキラ共和国」を読んでいる。 この作家さんのことを教えてくれたのは、知り合いの若い女性。彼女は小川糸のエッセイが好きでよく読むという。そんなことがきっかけで手にした小説。なかなかいい。 子どものころから読書が好きだったわけではない。家には、本らしい本が無かった。引っ越し先の家の、前の住人が置いていった3冊の古本が当時の我が家の本だった。それは、古い鉱石図鑑、「かたあしダチョウのエルフ」「おばあさんのひこうき」。図鑑以外はおそらく小学校の課題図書か何かだろう。どちらも挿し絵のテイストが子どもだった私には不気味に思えた。本が買えないなら図書館に行けばいいのだろうが、図書館に私を導く人もきっかけも、何より本は楽しいよと思わせてくれる出会いがなかった。 子どもの本といえば、かいけつゾロリシリーズが今の子ども達には定番の大人気作のようだ。危機的状況を突破するのがオナラって……😁笑うしかないが、大人が読んでもホロリとさせられることもたまにある。絵と物語で子ども達を夢中にさせる作者に脱帽。 好きな本を1冊あげるとすれば、中島たい子の小説「院内カフェ」。病院内にあるカフェを訪れる人々の人間模様が描かれている。彼女のデビュー作「漢方小説」や「ぐるぐる七福神」も好きだ。 あなたの好きな本は何ですか?
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