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「いえ、交換というか。リースのご注文をいただいたので連絡先を頂戴したんです……」 「ふぅ……なるほど、そう言う事」  さっきまでの張り詰めた空気が一気に溶けて、レオが居心地悪そう頭をガシガシと掻いた。 「あ、のレオ……大丈夫ですか」 「ああ、大丈夫だ。悪い、さっきの子たちと遊ぶ約束をしちまってたのかと思ってさ。そのー、ほら、俺と遊ぶより女の子と遊ぶ方が……」 「え、いいえ! 僕はレオと一緒にいる方が何倍も楽しいですから。お二人は最近よく店に来てくださるので少しだけ親しみはありますが、あくまで客と店員です」 「そっか」  レオは満足げににっこりと笑った。 「はい、そうですよ。それに、僕の方こそレオが2人とカフェに行っちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしました」 「ヒヤヒヤしてたのか?」 「はい。だって僕レオが来てくれて嬉しかったんです。それなのに全然お話もできないまま2人とどこかに行っちゃうのは嫌だなって」 「はぁ〜っ」  大きなため息をつくなり、レオがその場にしゃがみ込んだ。
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