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レオはベッドの上で櫂の上に覆いかぶさり、至る所にキスの雨を降らせていく。
喉元、首筋、肩に、レオの分厚くて熱い唇が這う感触は、櫂に未知の快感を植え付ける。
櫂はレオに与えられる刺激に答えていくのが精一杯で、いつの間にかジーンズも下着も脱がされていることに気づいたのはレオが櫂のささやかな起立に手をかけた時だった。
レオは大きな手で櫂の勃起した芯を包み込み撫で回していく。
「あっ、ふうん」
レオの手に翻弄される櫂を見て満足げに微笑むレオは、いつも以上にセクシーで櫂は頭がくらくらした。
「気持ちいい？」
「い、いい、気持ち、いい」
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやる」
レオの手は急速に速度を早めて櫂のそれを扱き上げていく。
「あっ、いやぁっ！」
自分とは違った巧みな手の動きに櫂の感度はあっという間に頂上へと押し上げられ、ついにレオの手の中で欲望を吐き出してしまった。
「あっ、あぅっ」
「愛らしいなカイ、たまらない」
櫂の目の前でレオは手の中の白濁を見せつけるように舐めると、指で櫂の後孔に触れた。
「レオっ、レオぉ」
「怖いか？」
「こ、怖い……でも、あなたと繋がりたい」
「くっ……君は俺を煽る天才だな」
レオは櫂の頬やおでこに軽いキスをしながら、小さな窄みにゆっくりと指を這わせていく。
今まで自分でも触れた記憶のないそこは最初こそ固く閉ざされていたが、レオの優しく執拗な愛撫を受けて徐々に彼の指を受け入れていった。
一体どれほどの時が過ぎたのだろうか、櫂の体はすっかりレオの指を3本も受け入れてぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てている。
櫂はすっかり蕩けてしまった全身をレオに無防備に預けて、何度も精を放った。
自分でも信じられないほど、櫂の体は時間をかけたレオの愛撫にことごとく反応してしまう。
レオが小さな胸の突起を親指の腹でなぞるたびに櫂の神経は快感に悶え、耳を食むレオの肉厚な唇にわなないた。
レオの長く節だった指を櫂の中をぐりぐりと蠢かせたかと思えば、ずるりと引き抜いた。
「ああっ」
「カイ、そろそろ挿れるぞ」
いつになく余裕のない表情で荒い息をするレオが愛おしくて仕方がない。
櫂は快感に泣き荒んだ瞳に笑みを浮かべながら、コクリと首を縦に振った。
「レオ、はやく」
ぐっと唇を引き締めたレオが、櫂の尻の間にその大きく硬い雄芯をあてがう。
それだけで、櫂の体は歓喜に震えてしまうのだ。
「きつかったら、ちゃんと言ってくれ」
「は、い」
櫂の秘部に楔が穿たれていく。
ゆっくりと押し入られたそれは、熱く脈打ちながら少しずつ奥へと侵入していった。
経験したことのない違和感に顔をしかめた櫂だったが、次第に苦しさの奥にビリビリとした刺激を感じて全身をのけぞらせた。
「息をするんだ」
「は、はぁ、ふうんっ」
「そうだ、リラックスするんだ」
レオが櫂の頭を優しく撫でてくれる。
たったそれだけで、幸せで泣いてしまいそうだった。
「レオ、好き。大好き」
レオの頼もしい首に腕を絡ませながら、何度もささやいた。
「俺もだ、カイ。苦しくはないか」
「はい、大丈夫。レオと繋がれて気持ちいい」
「ああ。それじゃあ動くぞ」
こくんと櫂が頷くのを確認して、レオが律動を開始した。
ゆっくりと抜き差しされていたそれは、次第に速度を増していき、櫂は振り落とされないように必死でレオにしがみつく。
何度も何度もレオに体の中から与えられる快感に、櫂は泣きながら幸せを噛みしめた。
やがて、櫂が何度目かも分からないくらい透明になった精を放つのと同時に、レオも櫂の中でその精を解き放つ。
はあはあ、とお互いの吐息を交わらせつつ啄むようにキスをした。
「愛してる、カイ」
レオのささやきを聞きながら、櫂はゆっくりとまぶたを閉じた。
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