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話しかけてきた相手は大路 颯(オオジ ハヤテ)君だった。
大路君「だって夢宮、今、会いたいって言ってただろ?だから、その相手俺かな〜って(笑)」
私「そうかもね(笑)ふふっ」
大路君「まじ!??だったらいいな〜」
大路君は、一言で言うとモテる。
もしかしたら、私よりモテるかもしれない。
でも、大路君は『女の子だったら来る者拒まず』だと噂を聞いたことがある。
顔もいいし、スポーツもできるし、頭もいいし、もちろん女の子の言ってほしいこともよく分かってる。
そんなに完璧でも女の子にチャラチャラして一途じゃないのは私はやだな と思う。
大路君「ね〜夢宮は好きなやついないの?」
私「秘密だよ〜」
好きな人いるの?と聞かれた時は秘密と答えるのがモテテクの1つ。相手にもしかして自分かも!?と思わせることができる。もちろん、大路君のことは好きではないが。
大路君「なんだよそれ〜気になるじゃんか」
そして推測だが、多分、大路君も私のことは本気で好きではないだろう。
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