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私、高校1年生の夢宮 葉月(ユメミヤ ハヅキ)は自分で言うのもなんだがモテる方だと思う。
現に今も…
男子A 「夢宮さん、好きです。付き合ってください!」
私 「ごめんなさい。私、今はそういうこと考えられなくて…」
男子A 「分かりました。」
(男子は校舎裏から教室へともどった)
ふぅ…
といったように私はモテる。
まだ2月に入っていないが、今年は今の人を含めて4人に告白をされた。
モテる理由としては、まず顔は良い方だと思う。
それに私はいわゆるモテテクってやつをしっかり活用しているからだと思う。
性格は、表向きでは優しく真面目な子を演じているが本当の性格は、活発な方だと思う。アスレチックとか大好きだし!
男子に好かれたくないって言ったら嘘になるが、男子だけでなく女子とも仲良くしクラスの中心の人気者でありたい。
と、まぁこんなにモテるのになぜ私が付き合わないのかというと…私には忘れられない人がいるからだ。
ひなた君と言いその子とは幼稚園の頃から仲が良かった。だが、小学3年生の時にひなた君は鹿児島に引っ越してしまったのだ。
あの頃はスマホを持っていなっかたので連絡先を交換できず今、彼が何をしているのかどこにいるのかも全く分からない。
幼稚園の頃なのでひなた君への『好き』の気持ちが恋愛感情なのか友達としてなのかは分からないが確かに『好き』という気持ちがあった。
「はぁ…ひなた君どこで何をしているのかなぁ」
「多分、将来結婚しようね なんて話したことも忘れてるんだろうな…」
(まぁ、幼稚園の頃の約束なんて本気にしてないんだろうな。私は、本気だったなんて言えないなぁ)
「会いたいなぁ」
「だーれに会いたいの?もしかして俺?」
「え??」
私はびっくりして声の聞こえた方に振り返った。
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