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SYNOPSIS
前回までのあらすじ。
10の歳に授かる特殊能力『才』
同年代の者たちが煌びやかな能力を手にする中、透灰李空が授かったのは「他人の才が読み取れる」という極めて地味なものであった。
才を使用した総合格闘技『サイストラグル』に憧れを抱く李空だったが、自身の才の性質上、これを断念。 他に活かせる場も見つからず、李空は落ちこぼれを意味する『玄』として学院生活を送ることになる。
それから時は流れ、15歳の誕生日。
李空は友を庇い、窮地に立たされる。
脅威がすぐそこに迫る中、苦し紛れに伸ばした腕からは全く未知の能力が。
これにより、李空らは窮地を脱した。
逆境は李空の才『オートネゴシエーション』の秘められた能力を解放し、真の力の一端を見せたのだ。
それをきっかけとし知ることになるは、各国の代表が命がけの闘いを行うという裏のサイストラグル。
その名を、『TEENAGE STRUGGLE』 。
李空はその可能性を買われ、国の代表としてこの大会に出場することに。
修行や実践を通し、己の才『オートネゴシエーション』の理解を深めていく李空。
彼の幼馴染である墨桜京夜などの仲間の活躍もあり、李空ら壱ノ国代表は、激闘の末、見事『TEENAGE STRUGGLE』優勝を果たした。
が、喜びも束の間。
会場に忽然と姿を現した謎の男たちが、晴乃智真夏を誘拐。
その後、会場を闇が包み、零ノ国にいた者たちは気づくと地上にいた。
共通の敵を前にし、『TEENAGE STRUGGLE』に出場していた各国の代表は、六国同盟『サイコロ』を結成。
壱ノ国代表は、調査班、解読班、代表班の3班に分かれることとなった。
真夏を攫った男が残した言葉『リ・エンジニアリング』によるものと思われる大地の回転を利用し、調査班は各国に眠る石版を順に調査する。
敵との接触や仲間の入れ替わりを経て、現在調査班は肆ノ国を後にしたところだ。
李空、セイ、マテナ。平吉、架純の二手に意図せず分かれ、調査班は次なる地を目指す。
残す石版は、参ノ国、弐ノ国。
六国の命運や如何に。
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