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松下智子
ベッドには裸の義仁が寝転がっている。
私は義仁と不倫をしているのだ。
私の夫とは社内恋愛だった。連れ添って20年。お互い年月が経つと飽きるものだ。
元々義仁とは顔見知りだった。夫と義仁は隣の部署だ。3ヶ月前夫の会社に忘れ物を届けた際に偶然再会したのだ。
久々の再会に華を咲かせ、そのまま流れ込む様にホテルで致した。
明日は義仁の誕生日。私の夫との離婚をプレゼントしたい。
そして私は義仁と再婚するのだ。
その為に邪魔なのは夫だ。
離婚してなんて言ってもしてくれないのは、分かっている。
アイツも会社の女と不倫してるくせに。
そうだ、夫を殺すしかない。
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