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昔の事
美沙『空太郎〜!!』
空太郎『どうした?何事?』
急に呼んできた美沙。
訳が分からず聞いてみると、
美沙『空太郎の心臓の鼓動ってどんな感じ?』
空太郎『え、分かんないわ。そんなん』
急に、謎の心臓の鼓動の話題を持ってきた美沙は
キラキラな目でこっちを見つめてきた。
美沙『聴かせて!』
空太郎『え、何で心臓の音?まぁいいけど。その代わり美沙のも聴かせてよ』
美沙『え……』
…
美沙『あぁ…うん、いいけど。』ウナズク
美沙は少し俯いて頷いた。
美沙『んー…ここら辺かな?……あっ、聴こえた。あれ、空太郎。ドキドキしてる?』
空太郎『…そんな事ないよ。』
とっさに嘘をついてしまった。
──本当は凄いドキドキしてる。
だって、好きな人だから。
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