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『魔王サマと遊ぼ』
十年ぐらい前に書き上げた長編ファンタジー。
この時代は何かと、魔王勇者が絡む話が多かった。
「まおゆう」著・橙乃ままれさんの活躍もすごかったと思う。
そんな感じでこの時代は、魔王勇者、魔王がだいたい『萌え』だったりいろいろ味付けがされてた気がする。
あとやたらと、魔法学校が流行っていて、いわゆるハリ〇タ。
寮に仲間とワイワイ住んで、無駄に魔法対戦が繰り広げられるの。
臨場感ある戦闘シーンや、すいすいと読みやすい文章。でも所詮それだけだったわね。
そこまではみんな何気にどこかのテンプレ状態なので、大概そこから完結しない。
なにより、主人公の目標・目的がちゃんとしてないからねぇ。
まぁ、そんな作品をチラホラ読みつつ、
私は、魔王・勇者・萌え
な作品を仕上げるのだった。
とりあえず魔王は可愛い、おちゃめにしよう。
暇だから異世界人連れてきてー。
から始まり、四天王も登場。
堅物な長の黒いの(名前忘れた)。
IKKOみたいな筋骨隆々なオネェ龍族の紅いの。
執事の恰好のドSのようで実はドМ、かつデブ專の白いの。
異世界(日本)に憧れる外国人のような、片言使用の青いの。
だった気がします。
主人公はみんな大好き中二病の中学二年生にしよう。
厨二病になりたくないと必死に抗うけど。
塾に行く途中、駅前であやしいシルバーアクセサリーを売っている外国人に話しかけられて、異世界に行っちゃう、って感じ。
正確には指輪がレアアイテムだったので、それがハマる人物を探してたみたいな裏設定があったはず。
そんなこんなで、無理矢理に異世界に連れて行かれた主人公。
オタクの青いのと一緒に汽車に乗って魔界まで楽しい小旅行。
直接魔界に行かなかったのは、外国(隣の国)を堪能したかったから。
※この世界線だと魔界は大国で、水平世界の他国の裏側の大陸がすべて魔国だったりする。
サンドイッチの具(海)をはさんで別のそっくりな大陸を、初代魔王は創り上げました。神的存在。
なのでこの異世界では魔王は世界の支配者というより、神的な存在で、魔国の人は珍しい人種だったりする。
ちゃんと貿易してる。
魔法道具は高く売れるのでそれで国は潤ってます。
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