火ノ山

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これは、体験型物語。 私は香川県綾川・陶近くにある山を目指している。この山は私ながら、勝手に 山に名前をつける癖があるが、それはさておき、1年ぶりに登山に挑む私だが、なかなか怖い。恐ろしい。。消えたい。。。そんな妄想を抱えながら登山道へ足をはこんでいた。 初めの印象なかなか険しいと思った。お父さんと一緒に歩いていた。まず最初に目印であるピンク色のテープが貼ってある登山ルートを父と確認した。 そこには、大きな人工池が2つもあり分かれていた。そこには鴨が何十羽か整列するかのように並んでいた。波しぶきを立てて空中から水辺に向かって飛び降りる瞬間は綺麗しかいえない。あんなふうに鳥の世界でも人間と同じようにルールがあるんだその現実を付きつかれていた。 「さぁー!行くぞ」と父にいわれ、鳥たちの水辺を立ち去った。だか、おもうようにたどり着かない「なんで。」「おかしいな。」道に迷いながらも、父が先頭に立って道を一生懸命探してくれた。 午後2時から登り始めたが、日が傾きはじめ、そろそろやばい。私は余裕ではなかった。ふらふらで冬なのに汗が滴る。顔も血行がよくなったせいか、なんだか熱い。でも水筒に入っている水をゴクゴク飲みながら登山していく。 いろいろな木が植わっていて綺麗だった。自然は昔から好きな方なので、山とか海の景色を見るのが日課になっていた。木のクイズや質問をされて「これはネズミサシかな。」とか1年前答えられなかった木の名前をどんどんぶつけてく。 だいぶ分かるようになってきたように思える。後で調べたらネズミサシの花言葉は保護、援助だそうだ。 そこには水路を点検するコンクリートで固めた階段がいくつもあった。ばらの棘に気をつけながら、登り別ルートに辿りついた。 そこを何度もくねくね曲がったり、登ったりして、息を整えながらした。日頃使わない筋肉を使うことで健康にもいいし頭もリフレシュになった。本当にありがたい。 山頂に向かい、246・8mの表札を迎えた。山頂では視界が開けてなく、木の王国に招き入れてくれたみたいな世界感だった。記念撮影では、スマホで撮り、私は、笑顔でカメラを見つめた。 いい思い出になった。自然を身近に感じることのできる家庭に生まれて本当に良かった。これからも幼い記憶、瞬間、また、親、先生、友達が言ってくれた言葉を大切にしたい。 そして、この登山の魅力を多くの人に繋げたいし、伝えていきたい。
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