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最悪な幕開け
「病気、貰わなくてよかったね。私が何の話をしたかったか、分かった?」
1月1日、元日。
この日は忘れられない日になった。
嫁は全てを察して悲しそうな顔をして震える声でこう言った。
ああ、罰が当たったのかな。
まさか1年の始まりに俺がおかした過ちの深さを知るだなんて、、、
そう、俺は浮気をした。
家族と離れている間に、風俗で。
言い訳でないが、この時本当は少しほっとしたんだ。
隠し続けるくらいなら、バレた方がよかったと思ったから。
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