ネクロマンサーの襲撃 part1

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ネクロマンサーの襲撃 part1

まぁ、とにかくこの村の墓に向かおう。 なんか自由にアンデットを生産出来るらしいよ墓さえあればね。 最初に作るとしたら人型の女性が良いな〜なんて女性も良いけどここの地理にに詳しい奴なら性別は問は無い。 俺「おー、結構墓あるね〜」 と色んなお墓を見てきたつもりだったが流石異世界見たことない墓石がズラリと並んでいる そんなことはどうでもいい墓石じゃなくても死骸ならその場で死者蘇生が出来るんだと 俺「あれ?ここってもしかして廃村って奴?生者の気配を全く感じないんだけどw」 まぁ良いや、一体蘇生してみましょ。 そこの...骸骨が蘇生第一号 俺はローブから素手を出して念じてみた 俺「おい、起きろ」 蘇生第一号「誰よ〜、人が気持ちよく寝てたのに〜」 俺「名前は?」 ローズ「ローズよ、知らないの?」 俺「知らんな」 ローズ「あんた、このローズ様を知らないなんて田舎魔法使いみたいね」 俺「あー、蘇生させるんじゃなかったかな。じゃあもう一度やs」 ローズ「待って!待ってったら!」 俺「罵声される為に蘇生したんじゃ無いんで今からやすr」 ローズ「お待ち下さい!魔導士様!」 俺「あ、魔導士じゃなくてネクロマンサーね」 ローズ「上級魔導師様でしたか、数々のご無礼申し訳ありませんでした!」 女骸骨は土下座する。骸骨に土下座されるのは初めてかもしれないw 俺「顔を上げて」 ローズ「ハイ」 女骸骨は顔を上げる 俺「君の容姿骸骨のままで良い?それとも生前の容姿に戻したい?」 ローズ「生前の容姿に戻せるのですか?」 俺「まぁ、簡単だよ、あとお前、堅苦しい言葉無理だろ、自分に様付けていたよな?何かしらの長なんだろ?」 ローズ「はっ!自分はここの盗賊の長でありました。」 俺「盗賊〜ね、...えっ!盗賊だと?」 ローズ「はっ!」 俺「盗賊って村を持つの?...あ、拠点か」 ローズ「左様でございます。」 俺「じゃあなんでここ廃れたの?」 ローズ「数十年前の勇者の襲撃に遭い...」 俺「ああ、そうかそうか、奴らに復讐したい?」 ローズ「したい...です」 俺「じゃあ生前の容姿に変えてあげよう」 ローズ「ありがたき幸せで御座います。」 俺「あ、このローブで身を包むといい」 人生初の体験がこんなにてんこ盛りw そこら辺に転がっている骸骨は実は女盗賊団の長だってことローズの記憶によるとここのアンデット全部女性ってことが判明した。 年増はローズだけで他は20代前後の娘だと言う 盗賊と言う名のキャバクラ状態だった。 この奥にも村があるが全てその無慈悲勇者の手により滅亡したらしい。 元女盗賊団を復活させ彼女らの記憶と知識で編成するしかない彼女達の体術は見事な物で近衛隊にした。 まぁもし彼女達よりも強い掘り出し者と出会えば編成を変える必要があるな ローズ「旦那!あたい達が持っている武器と財宝はこれだけだぜ?どうする?」 ローズことローズマリー・ダーハネ このダーハネ団の団長だった。 団員は全て生前の容姿にし見た目で生者か亡者の見極めがつかない。 マンサーに掘り出された者達は術式の蘇生とは全くの別物な為、太陽光や月光に照らされて崩れることは無い。火に特別弱いことも無く水に付けると皮膚がふやけ過ぎて臓物を落とすことも無い首を跳ねても俺が治すので死なない。 正に耐久力と活動時間がほぼ無限、ただの化け物である。 掘り返された亡者は死んだ直前が容姿の最高年齢に固定化されるのでローズを例えると最高年齢は29歳となり0歳〜29歳までの容姿をマンサーの手を加えて初めて容姿を若返たり老いたりすることが出来るが...大分疲れる。 ミル「旦那様、準備が完了しました。」 この娘はミル・クル・エンパーズ エンパーズ家の者らしいが、そんな名門家は知らん。 ローズの右腕的人物で気配りが出来る良い娘 エンパーズ家は下級貴族だとミルは言っているが貴族と言うことは間違いないらしい。 エンパーズは孤児院や児童養護施設を経営管理する片側、気に入った子達を引き取っていくらしいミルもその一人だそうだ。
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