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俺「ミル、よく出来ているじゃん、このノコギリ」
ミル「感謝の極みでございます」
俺「堅苦しいのは無しって言ったよな?」
ミル「私共、上級魔導師様を相手にフランクには話せません、立場が違いすぎます。」
俺「命令だ」
ミル「かしこまりました。魔導師様」
俺「あと余分な廃材や釘、廃鉄も用意した?」
ミル「はい、こちらに」
ミルについて行くと俺の為に作業台を作ってくれているでは無いか。それも雑に作っていると思っていたがそれぞれ丁寧に作っている
なんだろう...ちょっとウルって来てしまった。
娘達「あ、魔導師様〜」
俺のところに作業着を来た数人の娘達が駆け寄ってきた。彼女達は作業しやすい服と言い張っているが俺の目には只の下着にしか見えん。
エリー「他に注文は無いですか?魔導師様」
この娘はエリー・パートルトン
蘇生第3号だ。
以上。
俺「そうだな〜鑢とかあれば嬉しいかな」
エリー「鑢ですか...わかりました。」
彼女はそう言うと何処かへ取りに行った。
まぁ、これで俺の装備が作れる。ここらの廃材でクロスボウガン(簡易)を作ることにした銃系の知識は前世の物だが...大丈夫だろう
エリー「魔導師様、鑢をお持ちしました。」
俺「おっthank you」
エリー「thank you?」
俺「ありがとうって意味ね。」
俺はエリーから鑢を受け取ると早速使い始める
エリーから受け取った金鑢は両面タイプだった。魔法で自動化も出来るらしいが俺は自分の手で作りたかった。
ミル「旦那様は何を作っているんですか?」
俺「これか?クロスボウガンという弓の改良型さこれなら人間が引くよりも射速が早く腕力が無くても射られる、ローズちょっと実験に参加してくれ〜」
ローズ「どうした旦那?」
俺「ローズ、確かフル装備してそこに立っててくれ」
ローズは訳も分からず盗賊中装備して指定された所に仁王立ちして待っていた。
俺は仁王立ちしているローズに照準を合わせ引き金を引いた。クロスボウガンから放たれた矢はローズの兜を貫通して後ろの柱に突き刺さった。ローズは危険を察知して紙一重のタイミングで兜を脱いでいた。
ローズ「だだだ、旦那!危なかったぞ!」
俺「なんで避けちゃうの!、まぁ良い実験は成功だよ。」
これぐらいのクロスボウガンで盗賊等なら一本で仕留められるようだ
俺「確か、アマゾネスも居たよな?」
ローズ「いるがそんなに数は居ないぞ?」
俺「数は今はどうでもいい、一人居ればいい」
ローズ「了解だぜ」
どうやら俺は上級魔導師は伊達では無いようで
製作する素材さえ有れば脳内にあるイメージで物が作れてしまうらしい。なので前世の記憶から作り出した物が幾つか作り出した。
魔王城に辿り着く前に昔の装備は作っておきたかった。イメージが強い程成功確率が上がりイメージが弱い程失敗するようだ。
俺「もしかしたら銃とかも作れるかもしれないw。」
ミル「魔導師様、銃ならありますよ?」
俺「え?マジ!」
ミルがポケットから出したのは*フリントロック式の拳銃だった
俺「あー、今これが主流か...そう...ミル、火薬の素材集められる?」
ミル「御意」
ミルと交代でローズが帰ってきた
◆フリントロック式マスケット銃
フリントロック式マスケット銃は火縄銃に発射機構を改良を施した銃です。
仕組みは火縄銃と同じですがフリント(発火石)で火薬に点火させて発砲する感じです
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