ネクロマンサーの襲撃 part1

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丁度全ての触診が終わった辺りでミルが廃材(鉄)を持ってきた。 ミル「魔導師様、お持ちしました。」 俺「なぁ、ミル」 ミル「はい、何でしょうか?」 俺「この地域に魔物っているか?」 ミル「ここの地域ですとガーゼリウスというワイバーンならいます。」 俺「ワイバーンか...どこにいるか分かる?」 俺が使う一通りの武装は魔法でなんとか構成出来た非戦闘時はローブで身に纏い戦闘時にはパワードスーツに瞬時に着替える...ことが出来た。 魔法って素晴らしい。 跳躍するだけで軽く高度500mは超える...スゲェー。 盗賊団員の戦闘員には新型の装備を自作で改造して貰ったというかしてあげた。 彼女らが負けた大きな理由は装備が貧弱すぎて話にならない状態にもかかわらず自分たちで装備を改良せず放置していた。キチンと管理していけば早々に滅亡することも無かったろうに... 俺のレベルは着実に上がっているのは例の本を見なくても呪文を唱えなくても指パッチンで大体出来てしまい物に指差して指を上に上げると同時に浮遊し指で招くと俺の手元に指差した物が寄って来る...やはり魔法は素晴らしい。 俺「そのワイバーンの弱点は?通常の剣や弓矢で貫通するのか?」 ミル「そうですね、雛で有ればそれも可能かと...」 俺「成体は?」 ミル「成体?」 俺「大人になった奴」 ミル「大人になった奴でしたら魔導師様の方が詳しいのでは?」 俺「質問を質問で答えるんじゃないよ、聞いたことのないワイバーンだから質問したのにさ。...まぁ、その口振りだと分からないわけだな」 ミル「お力に慣れなくて誠に申し訳有りません。」 彼女は俺に対し深々と謝っていた。 俺「ミル顔あげて、分からないことが分かったから収穫ゼロでは無い。...うーん、ローズから君の推薦があったからこうして来て貰ったと言うのに....確か君は偵察盗賊なんだよな?」 ミル「はい」 俺「偵察盗賊でも分からないのか...ワイバーン狩りは少し置いといて...ミル、この辺に商業地区とかあるか?」 ミル「は!数キロ先に中規模の街ならあります。」 俺「ミル、ローズとタールツァイを連れてきて...あと次いでに廃材も一緒に持って来てと伝えて」 ミル「御意」 ミルはローズとタールツァイを探しに俺の前から姿を消した。ミルでも知らない事はミル以外から聞かないといけなくなったからでもあるが、周りで繁栄している街や村から制圧してこの辺の地理と生態に詳しい学者は一人ぐらいいるだろうと思ったからだ。 それとハイネクになるにはアンデット生成以外にアンデット達を進軍させ侵略しないといけないらしい。
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