365日後の僕ら

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 僕は、彼女の名前を呼んだ。 「……なに?」 「来年の誕生日プレゼント、何が欲しいか、考えておいてね」  返答はなかった。僕は彼女からの台詞を待った。  しばらく経って「分かった」と、はっきりした口調で彼女が言った。「考えておくね」
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