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闘って生き抜く。
そして遠い島にあるというコーレッジへと渡るのだ。
あたしを育ててくれた村人たちに恩返しをするため。
家族を殺した敵に復讐するため!
もちろん殺られる可能性も、ある。
今回は一人につき六頭もいるのだ。
村に引き取られた時が六歳で、礼拝堂で何人かの女の子とともに、シスターとして司祭に仕えることとなった。翌年、戦士としても生きていけるよう盾を使って身を守る術を教わり、一頭の犬と闘った。九歳の時、棍棒を使った闘い方を教わり二頭の犬と闘った。十一の時はナイフを使い三頭の犬を屠った。十三では長剣で四頭の犬を薙ぎ払い、十五では拳銃で五頭の頭を撃ち抜いた。
そして今回だ。
武器は与えられてはいない。素手で闘えと言うことなのか?
心を決めるとヌヌはひとつ息を吐き、踵を返して駈けだそうとした。
「あっ!」
重い脚に体重をかけた瞬間、枯れかけた湖畔の泥に足をすべらせ前のめりに倒れ込んだ。
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