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「ゴミ箱どこー?」
「ん、……あそこぉ」
本来の裕司なら『僕が捨てる』と袋を奪いそうな場面だが、話を打ち切られた事や、そもそものきっかけ話を憶えていないとの発言に、多少なりともショックを受けたのであろう。
だから『自分で捨てろ!』と冷たく思っていたに違い無い。
裕司は席を立って、外来席が並ぶ所に姿を現してしまった為、野郎達とのゆんたくをせざるを得なくなってしまった。
まずタクさんと面会だ。
「*◎﹆⊥∈く⊇……」
「え? そんな事ありますぅ?」
「∂∀≫ま⌒∵々凹……」
「だけど、タクさんもそ〜ですよね?」
彼に何て語られたか、また頭の中に保管されてなかったけど、とても良く、合間合間に言葉を挟んだ自分が居た事に驚いていた。
だからなのか、全然、タクさんのお話が苦にならなかった。
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