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〜精神病棟〜
・・・何で僕はココにいるんだ?
裕司は、今の自分が置かれている状況を、全く把握できずにいる。
・・・もぅ何でもいいけど、この臭いのど〜にかして!
部屋中に立ち込めた、汚物臭ともカビ臭とも何とも言い難い不快な香りに、目まで眩みそうになっていた。
「だぁ〜れかぁ〜〜〜……、誰か来てぇ〜〜…、臭ぁ〜い」
暫く待っても、ウンともスンとも言わない。
だんだん意識がハッキリしてきて、何となく記憶が蘇る。
・・・ココは保護室だ。
薄暗い室内の中、徐々に目も慣れてくる。
・・・って事は、僕、やらかした? ……また。
裕司は全身を点検する。
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