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わたくし、隠れアスペルガーでした。
2020年秋。自分自身が隠れアスペルガーであることを知りました。当然、多少のショックはありましたが、救われる部分もありました。納得という点では……。
ここでは、隠れアスペルガーとしての日々を少しばかりシェアしたいと思います。
*
私は、子供を相手にお仕事をしています。
年々、「むむ! この子は発達障害のグレーゾーンなのではないか?!」と思う子達と関わることが多くなりました。その度に、発達障害についての本を買って、どう接したら良いのかヒントを得ていました。
そして2020年の秋。「むむ。これはかなりのグレーゾーンのアスペルガーかもしれない」という子に会いまして、やはり本を購入。「隠れアスペルガーの才能」という本でした。
読み進めて、むむむ。
「あたしが隠れアスペルガーやないかーい!」
と悶絶。びっくり致しました。
というのも、それ以前も、自分自身の変わり具合などを認識するたびに、「ちょっとあたしって発達障害のグレーゾーンなのかな?」と思って調べていたんです。
でも、まず「空気が読めない」「コミュニケーションできない」という重要項目で、私自身の症状とはかなり違うなあと思っていました。
空気が読めない部分もあります。
それは認めます。
けれども、逆に空気が読める部分の方が多いんです。特に、相手のことを思いやれないとか、人の気持ちを理解できないということはほとんどない。むしろ逆で、とても繊細だし、異常に人の心を読み取ってしまうこともあります。感情面は豊かです。それにコミュニケーション能力はむしろある方だと社会に出てから思いました。
けれど、ものすごく苦手意識があり常に内心オロオロしています。
仕事場のコミュニケーションはある程度、立場、目的がはっきりしているのでスムーズにできるんです。けれど、ガールズトークだったり、建設的な意見のない“おしゃべり”がとっても苦手で疲れるんです。
“疲れる” というのは、病的なレベルでです。トラウマ的なレベル。
ですから、仕事以外で人と関わることを極力さけて生きています。
そういうわけで、自分がコミュニケーションにおいてもかなり極端に“できること”と“できないこと”があるのだけれど、障害かどうかを決める「日常生活に支障が出るか?」で考えれば、苦手なガールズトークなどを避ければいいので、支障があるとは言えないんですよね。世間話を避ければ、お友達ゼロになりますが、あまりそれも気にしていません。それほどまでに、世間話が基本的に苦手です。
けれど、これも人によるんですよね。接しても大丈夫な人は、優しくて繊細で、賢い人オンリー。なかなかいませんよね。本当にごく少数の方とはそういう普通の話が、心地よくとても楽しです。そんな心豊かになる会話ができると、生きていることそのものに感謝ができます♡
さて。
だから今まで読んだ本を見た限りでは、「うーん……。発達障害ではないな」と判断していたんです。けれど、なんと隠れアスペルガーの症状と、私の上記の症状はピッタリ一致していました。
・仕事はできる。けれど、ガールズトークができない。
・仕事はできる。けれど、世間話が苦手。
・「コミュニケーションができる」けれど異様に気を使いすぎて、病的レベルで疲れる……。
はははは! あたしやないかーい!あたしは “隠れアスペルガー”っていう最新の発達障害やないかーい!
というわけなんですよね……。
いや。でも、本が出版されているわけですからね。私以外にも同じような気持ちを抱えている隠れアスペルガーの方々がいらっしゃると思うと本当に楽になりました。
けれどもね。やっぱり辛いんですよね。
なんとなく、自分がみんなと違うということは、ちょこっと寂しい。でも、自分の性質と向き合って無理なく生きるしかないなと諦めていこう。でも、みんなみたいに、よくわかんない生産性のない会話で笑ってみたいと思うこともあります。(←これが空気読めない発言だとはわかっていますが、そういうのが本音です。)
というふうに、右に左に揺れる思いで常に酔いそうです。
ただ、本には改善法も書かれており、それらを只今実践中。そういうのも、忘備録的な感じでここに書いていこうかなと。
そういうわけで、今日も隠れアスペルガーは頑張っています♪ヽ(・ˇ∀ˇ・ゞ)
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