2021年1月

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【1月13日-1月14日の夢】 「テレビとハチミツ」  学校の家庭科室か料理教室のように、コンロとシンクが両端についた作業台がいくつも並んだ部屋にいました。  夕方か明け方かはわかりませんが空の端が白んでいました。  部屋の中はとても暗いのですが、なぜか手元と部屋の端の台の上に置かれたテレビだけはハッキリとよく見えます。  そのテレビの上に、養蜂場の巣箱に作るような四角い蜂の巣がありました。  私は自分に一番近い作業台の上にあった透明なガラスボウルとヘラを手にとって、テレビの画面にぴったりとつけるようにして台の上にボウルを置きました。  ヘラで巣の上部をなぞると、裂けるようにしてハチミツがあふれ、テレビの画面を伝って巣の欠片ごとしたたり落ちてきました。私はそれをヘラで中央にかき集め、ガラスボウルに流していきます。  不思議なことに暗闇の中でも、とろりとしたハチミツが、オレンジがかった金色なのがわかります。  ボウルがいっぱいになったので、私はそれを作業台の上で漉し始めました。  別のボウルとザルを使って、巣の欠片を取り除いていくのですが、漉したり混ぜたりしているうちにハチミツは金色から銅色へ、銅色からくすんだ薄茶へと色が変わっていってしまいました。  別のボウルに分けた巣の破片も、小片が集まって、固まりかけのチョコレートのようになっていました。  私が最終的に作ったのは、泥のような見た目のハチミツのなれの果てと、それと似たような色をした蜂の巣の残骸でした。  私は「失敗したな」と思いながら目を覚ましました。  何をもってして「失敗」なのか、起きた私にはわかりませんが、夢を見ているときの私はたしかに「失敗した」と考えていました。  そもそもテレビの上に蜂の巣があることも、なぜそれを私が採集しなければならないのかも、よくわかりません。  夢の中の私はなにも不思議に思っていないようで、当然自分が行うべきことと認識して行動していました。  起きた私は覚えている出来事の不可思議さに首をかしげるばかりです。
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