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ユラ達が階段の前に着くと、ゲンガーがそこにいる“アイツ”に向かって話しかけた…。
「よう…
また会いに来てやったぜ。
今日はお前のためにゲストを連れて来たんだ。
さあ、姿を現しな…」
すると……
《タチサレ…
タチサレ……》
そこに幽霊が現れた!
「きゃっ!で、出た、幽霊…!」
「おいおい、これまでオイラと一緒に多くのゴースト達と戦って来たくせに今さら何ビビってんだよ、ユラ!
今の君はこれまでの根性無しの君とは違う!そうだろ?
それに、霊感が強い君なら分かるはずだ、コイツの正体が…!」
ゲンガーにそう言われ、ユラが目を凝らしてよく見てみると、その幽霊は次第に姿を変えていき──…!
「ガラ。」
「ガ、ガラガラ…!?」
そこにいたのは、なんとガラガラだった!
「ニヒヒ、大正解!!
そう、コイツはガラガラ!
幽霊は幽霊でも、その正体は正真正銘、オイラと同じポケモンさ!
ユラ、オイラの読み通り、やっぱり君にはコイツの姿が視えたな!
と言う事は、君のおじいさんが君をここに放り込んだ本当の理由は、もしかして──…と、来るぞ!
気をつけろ、ユラ!!」
「ガラッ!」
ガラガラはユラ達に向かってホネブーメランを繰り出した!
「きゃあっ…!」
ユラ達は向かって来るホネブーメランをなんとか避けた!
「ひえぇ、ヤバイヤバイ!
オイラ毒タイプも持ってるから、地面タイプの技当たったらひとたまりもないんだよな~!
…って、あ!オイラ、“ふゆう”の特性持ってるから地面技へっちゃらなんだった!オイラってばその事ウッカリすっかり忘れてたよ(笑)」
ゲンガーは舌を出してテヘッと笑った。
「えー!そんなの有りなの!?」
「ありあり、大有りだよ~!
ギャラドスも平気だよな?」
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