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「は、はあ……。」
なーんかスゴいゲンガーに気に入られちゃったな、自分…。
そう思いながらも、ユラはゲンガーに言われた通り、それらの事はもう気にしない事にしようと思った。
「うんうん、それでいいよ。
世の中には知らない方が良い事もあるから……ね?」
ん?なんかいきなりホラー感出たぞ…?
そう思いつつも、「アハ、アハハ…」と苦笑いしながらこれ以上は何も聞かない事にしようと思ったユラであった。
「…てなわけで、
改めて、よろしくね、ユラ。
これから一緒に強くなろうね!」
「う、うん…!」
「よし!
そうと決まれば、手始めにコイキングを強くしよう!
でも、そのままじゃ色々アレなんで…とにかく、進化させよう!
今、そのコイキングは何レベ?」
「コイちゃんのレベル…?
体当たり覚えてるから、15くらいかなぁ…。」
「レベル15!?
コイキングをそこまで鍛えるなんて、君なかなか出来るね…!」
ゲンガーは目を見開いて驚いていた。
「あ、いや…おじいちゃんに手伝ってもらったおかげなんだけどね。」
「そっかそっか…こんなおっかない所にか弱い女の子放り込んでなかなか手厳しいおじいさんだなって思ったけど、良いとこあるじゃん。
でも、せめて進化させてあげようぜ(苦笑)
そもそも、コイキングを連れてポケモンタワーに入るとこから君度胸あるなぁってオイラはそう思ってたけどね。
ところで、そのコイキング、どうやってゲットしたの?
おじいさんにゲットしてもらったの?」
「ううん…
おじいちゃんと一緒にオツキミ山のふもとにあるポケモンセンターに行った時、そこにいたおじさんから買ったの。
500円で。
おかげでお小遣いなくなっちゃった…。」
「やっぱし~~~!!」
ゲンガーはズッコけた!
「あのうさんくさいオヤジ、懲りずにまだいたんだ、あのポケセンに(苦笑)
ってか、じいさん止めろや!
孫騙されてんぞ…と言いたい所だけど、そのコイキングのためにやめとく。」
「コイ!
(いや、全部言ってんじゃねえか、テメエ!)」
「ハハ、メンゴメンゴ!
でも、良かったなあ、お前、ユラの所に来て。
そのおかげで強くなれるから結果オーライじゃん!」
ゲンガーはコイキングをなでなでした。
「コイ…!
(コイツ…!
進化したら絶対喰ったる!)」
「そんな事言わないで仲良くしようぜ~?
よっし、じゃあ早速特訓始めよう!
あ、ところで、ユラ、シルフスコープ持ってる?」
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