2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ううん、持ってない…。」
「(孫をポケモンタワーで修行させるならせめてシルフスコープぐらい持たせろや、じいさん!)
…そっかそっか。
まぁ、オイラが視えるぐらいだから、ゴースやゴーストも気合いで見る事出来ると思うけど。
君、きっと霊感強いんだね。
うん、そういう事にしておこう。」
「ちょっと、勝手に決めないでよ~…(苦笑)」
「いや、君には絶対霊感がある。
じゃないと、オイラとも話せてないよ。
──そうだな、君なら、5階の階段のとこにいる“アイツ”の事もなんとか出来るかもしれないなぁ…。」
「アイツ…?」
ユラとコイキングが首を傾げると、ゲンガーがニカッと笑いながら言った。
「まずは、コイキングを進化させてから、だけどね。
じゃないと、“アイツ”には勝てない…。」
初代赤緑をプレイした読者の皆なら、勿論“アイツ”の正体分かってるよね!?
…な~んて言ってたら、
いつの間にやらゴースやゴースト達に囲まれてんぞ!!
「ゴース…。」
「ゴースト…。」
「わっ、幽霊ポケモンに囲まれてる…!
しかも、みんな、“タチサレ”感半端なく出してるし!
どうしよう…。」
「大丈夫!!
自慢じゃないけど、このレベル70のゲンガー様がついてるんだからね!(めっちゃ自慢してます(笑))
とりあえずアレだよ、ユラ、
ゴースやゴースト、時々カラカラが襲って来たら、先ずはコイキングを出して、すぐ引っ込めて、それからオイラを出す!これがレベルの低いポケモンを強くする一番の方法!ってか、バトルの基本だからね!
ということで、いってみよ~!!」
「ええええ~~っ!?」
こうして、ユラとゲンガーとコイキングの地獄?の特訓が始まり、ユラ達は二階、三階、四階と駆け上がりながら、彼らは幽霊ポケモン達を完膚なきまでに薙ぎ倒して行ったのだった!
最初のコメントを投稿しよう!