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──あれから、どれだけの時間が経ったのだろう…
ユラ達はそれはそれは多くの幽霊ポケモン達と、怪しげなきとうし達を全員倒した…。
そのため、5階に着いた時には、ユラと、これまた立派に進化したコイキング改めギャラドス、そして、ゲンガーはボロボロな状態になっており、文章だけでは分からないかもしれないが、3人の様子はかなりワイルドな感じになっていた。
「ハア、ハア…」と辛そうに息をつくユラを見かねたゲンガーが声をかける。
「辛そうだね…これで終わりにするかい?ユラ。」
「まだまだ…!
こんなもんじゃ足りないよ…!」
「ギャラ…!
(ああ、俺達はまだイケるぜ!)」
「クックック、いいねぇ2人とも、そうこなくっちゃ!
…──なんて、カッコつけてるオイラ達だけど、実はほんの1、2時間しか経ってないからね(笑)
それにしても、ユラ、
途中でゴースやゴースト、それに、カラカラをゲット出来て良かったじゃん。
これも君の腰のベルトにちゃっかり空のボールを付けておいてくれたおじいさんのおかげだね!やっぱり、何だかんだ言って君のおじいさんは良い人だ!」
「うん…!∥」
ユラも嬉しそうにゴースやゴースト、カラカラが入ったボールを手に取って見ていた。
「よし、ギャラドスのレベルも十分上がったし、それにこれだけ仲間が揃ったらイケるね!
さあ、いよいよ“アイツ”に挑戦だ!
準備はいいかい?ユラ!」
「うん!」
私にはゲンガーやギャラドス、みんながついているから何があっても大丈夫!
そう思ったユラは覚悟を決めて、ゲンガーやギャラドス達と共に“アイツ”がいる、最上階へ通じる階段の前に向かった。
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