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 これを執筆している今、わたしの長編は完結していません。雛形が出来た中学からはそろそろ十八年、高校で書き直して世に出してからだって、もう十四年は経ちます。時が経つのは早いものです。  わたしの歩みはいつだって人よりとろく、理解されることはほとんどありません。いつ実るのかも分かりません。そもそも実るのかも分かりません。  けれども、わたしは。わたしだけは。  振り返ってみた自分の足跡が、けして無駄ではなかったはずだと信じています。信じていたいのです。  というよりも、その足跡を無駄にするかしないかも、全部自分次第だと思っています。  わたしの長編のキャラクターたちは、どこかぼんやりしたわたしと違って、しっかり者ばかりです。ですからわたしも、彼らに恥じないよう、生きていたいと思うのです。お話が続く以上、もう少しだけ、付き合うことになりますからね。  頑張ります!
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