1人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
弐
大学生になりました。
わたしは昔から、物語を書くことは好きでしたが、それ以外にはあまり関心のない性格でした。そのために高校での学業成績は振るわず、大学受験も散々。受験日三日前にやっと名前を知ったような大学に滑り込むように合格し、辛うじて大学生になったのです。情けない話です。
ですが、実際に通ってみましたら、思った以上に刺激がたくさんありました。わたしはもしかしたら、ここに来るたびに今まで落ちてきたのかと思ったくらい。
大学生時代は、人生で特に楽しかった時間でした。
最初のコメントを投稿しよう!