二律背反なこころと、サヨナラ

1/1

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ

二律背反なこころと、サヨナラ

憎みながら愛する 女はそういうことが出来るから 強いんだと思う 思ってた だけどね まるっと愛する だけをやってみたい気持ちになった 信頼だけを軸に人と繋がりたくなった 多分憎しみも光のなかでは きれいなんだと思う 深く憎める人はそれだけ愛せるのだから 一番哀しいのは 「どうでもいい」というこころ かつてどうでもいい人間になりたくて 全身で「人畜無害」と言い張っていた私 私にも毒があり 光の中で綺麗なこころを 持っていた こころを隠すのが息をするように 常事だった日の 何と身体に悪かったことか
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加