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二律背反なこころと、サヨナラ
憎みながら愛する
女はそういうことが出来るから
強いんだと思う
思ってた
だけどね
まるっと愛する
だけをやってみたい気持ちになった
信頼だけを軸に人と繋がりたくなった
多分憎しみも光のなかでは
きれいなんだと思う
深く憎める人はそれだけ愛せるのだから
一番哀しいのは
「どうでもいい」というこころ
かつてどうでもいい人間になりたくて
全身で「人畜無害」と言い張っていた私
私にも毒があり
光の中で綺麗なこころを
持っていた
こころを隠すのが息をするように
常事だった日の
何と身体に悪かったことか
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