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第零章◇みらいのわたしへ。
『みらいのわたしへ。』
たしか小学校四年生の授業で、未来の自分への手紙みたいなのを綴った作文を書いたっけ。
内容は、なりたい職業だとか将来の夢だとか。
小さな頃から歌が大好きだった私。
18歳でアーティストとしてデビューし、22歳で結婚…とか。
思い描く将来の結婚相手なんかも書いた作文だった。
10歳の私。
大人ぶっていてもまだまだ幼い私は、ちょっぴり現実離れした夢なんかを書いた作文だった…。
あれを書いた時は、こんな未来が待っていようとは全然思わなかったよね。
…実際に訪れた現実の未来は……
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