足跡を辿った先には

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足跡を辿っていくと、見慣れた街を通り過ぎ、どんどん知らない景色になっていった。 何時間くらい歩いたのだろうか。 もう空はすっかり暗くなっている。 帰らなければという思いもあるが、ここまで来たのだからと思い、また足跡を辿った。 夜が明け、また夜になりを繰り返し、何日経ったのかよく分からなくなってきた頃、その時は突然訪れた。
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