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取り出した中身と彼自身を交互に見つめていれば降ってくる苦笑。
「ほんとエッチな子だね。」
「…、」
ぽんぽん
しょうがないじゃないか。
焦らされて、早く欲しいのだ。
「はは準備万端じゃん。」
「…ん。」
手際よく装着される薄膜を見てからごろんと仰向けになれば笑いながら体を跨ぐ彼。
「なにからしよっか?」
なにから
お腹をそっとなぞられてびくりと震えればぞくりとするくらいの熱い瞳が映った。
「…ん、ぅしろからほしぃ」
少し考えた後にぼんやり呟けば分かりやすく顰められは顔。
「えぇー最初は顔見たいなぁ。」
「…、」
それなら聞く必要なかったではないか。
「うんん、きぃてみたかったの。」
無言になれば私の心の声を聞いた彼がにっこり笑う。
待ったなし。
「…んん」
その後に私の要望なんてガン無視で押し入ってくる熱い塊。
それでもとろけ切った真ん中は彼をすんなり受け入れてしまう。
「ふふ、熱くてとろとろ」
気持ちよさそうに息を吐いた彼が私の頬を撫でる。
「もうココ、俺のカタチ覚えたんじゃない?」
「…ん、もぅぅ」
それはあなたが馴染むまでしばらく待ってくれるから中にピッタリくっついて離れなくなるのだ。
するりと
下腹を手の平で押されればやってくるもどかしい感覚。
快感が小波のように押し寄せては引いて、絶頂には繋がらない。
「…はゃ、く、」
「ん?」
自分も限界なくせに、
「して…」
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