桜の季節

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「あははは....ばれた〜?笑」 「入学式初日の、 しかも成績トップがやる代表者挨拶の はすみ しゅん く!ん!がいないってみんなザワついてたよ〜初日から有名人じゃんおめでとう笑」 「おい、しゅん なんで居なかったんだよ それに、その傷どうした?」 背中のワイシャツに血が少し滲んでるし 顔にも赤くなっている傷ができている。 この傷としゅんが朝居なかったことが関係してるのはなんとなくわかる。 さっき風が吹いてみえた体の傷はもっと酷かった。 「だいちー顔怖い、 もっと笑った方がいいってー笑 この傷は土手に足滑らせてコケただけだよ えぇ!もしかして心配してくれてるの!? やっさしぃなぁーー笑」 実は母親の再婚相手に犯されて朝行けなかったんです。なんていえるか笑 「俺てっきりさぁー代表挨拶するやつだから、ばか真面目なやつかと思ったら、土手に足滑らせるとか笑面白すぎ笑」 「だろーーー笑キレーなお姉さん見てたら 足滑らせたんだよー笑ほんとついてないよなぁ、笑」 いいや、ちがう、しゅんは嘘をついていると思う。俺の勘だけど、たまに会話の中で笑っているしゅんの笑顔がなんていえばいいのか分からないけど笑っていないきがする。 りょうは相変わらずばかだな。土手から滑ったら普通擦り傷とかができるのに、しゅんのは擦り傷じゃない。だれかに暴行されたような傷なんだ。
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