桜の季節

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「まって、俺腹いてぇえ、、トイレいってくから先2人いってて!!」 「りょーかーい!いっぱいだしてきなー笑笑笑」 「あいつ大丈夫かよ、、笑」 俺はそう言い しゅんと2人で教室へ戻ることにした。 傷のこと話しそらされてなんか聞きにくいし なんとなく少しきまずい。 「しゅんってさ、中学どこだったの?」 「あーー、中学は青田中だったんだけど まぁ、ほとんど行ってなかったなー もしかして俺ってヤンキーだったかもー笑 なーんてねっ! ねぇ、」 「ん?」 「キスしようか?って言った時 キモかったでしょ?俺汚かった?」 「え?」 どこか寂しげな表情で聞いてきた唐突な質問に俺はびっくりした。なんで汚かった?なんて聞くんだ、 いつもニコニコして少しふざけた感じの口調なのに今はなんとなく真剣な感じがする。 しゅんの今の表情から感情が読み取れない。今何をどう思っているのか。あの時、正直ほんとうに綺麗だと思った。 今、ただふざけてでも 「いや、きもーって思ったわ!笑笑」 とか言ってはいけない気がした、なんとなく。 自分でもよく分からないけど。 「いや!なんでもなーーい笑笑 そんな考え込むなよ!笑 なんか気まずいだろ笑 こーゆー時は キモすぎだろお前っていうんだよ笑!わかった??笑」 俺なんであんな質問した?あれ、なんでだ?、笑っちゃうよ、、笑 何考えてんだ俺?俺は何を求めた? 「..........」 まただ、しゅんのその笑顔は笑顔じゃない。 「いや、だいちなんかしゃべろーよーー笑」 「きれい、」 「え、、??」 「綺麗だと思った。 汚くなんて1ミリも思わない。」 俺は真剣に何を言ってんだ、、、、 でもこれは事実だ。
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