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その瞬間、俺の目の前に人影が映った
「その手、離せよお前」
聞き覚えのある声
顔を上げるとそこにはだいちがいた。
さっきのだいちとは少し雰囲気がちがう、なんだか怖かった。
俺の手を掴んで離さないあいつの手をだいちががっしりと掴んで睨みつけていた。
「なんでっ....だいち、、、、」
「あ"ぁ"?こいつだれだよ?つかお前
さっさと俺の手はなせや」
「お前がはやくしゅんの手を離せ」
「てめぇ、調子のんじゃねぇぞ?」
やばい、だいちがこれ以上こいつと関わったらだめだ、、、、絶対に。
だいちが目をつけられるかもしれない。
こいつは気に食わないやつには何でもするヤバい奴だ、、、俺のせいでだいちを巻き込むなんて、、、そんなこと絶対だめだ。
「だいちーーちょっと!顔こわ〜笑!
この人とは友達だし大丈夫だって!
もしかして俺の事心配しちゃってるの〜?
やっさしぃーーーーーー」
だいちには行ってはほしくなかった心の底から。でも今この場からだいちを離さないと今後だいちが危険かもしれない。
あいつを見るとにまりと満足そうに笑っている
「ほんとに友達なのか?」
だいちの顔が上手く見れない。怖い
「まぁ、うん!友達だって〜」
苦しい。
「じゃあ、なんで泣いてんだよ」
「え?」
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