1144人が本棚に入れています
本棚に追加
少し考える様に眉間にシワを寄せた里美。
「あの人でしょ?
奏に嘘の事を話したのは?」
「あの人って誰?」
「えっ?奏も知らない人?」
「何を言われたの?」
「奏から身を引いて欲しいと。
でも理由が分からないから返事をしていないよ」
「その人に会った場所は?」
「えーと、それは…」
「僕は、里美の人柄に惹かれた。
だから、里美から結婚の話しが出た時も、1ミリも疑った事はないんだよ」
自分の素直な気持ちをしっかり話してから、これからどうするかを決めようと思った。
最初のコメントを投稿しよう!