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「私は親に仕送りをしているの」 「里美、僕がこの世の中で1番嫌いなのは、嘘をつく事。 嘘をつかれるのも嫌いなんだ。 だから、真実を話してよ」 「ごめんなさい」 「それは何に対して?」 「私は嘘をついたから」 「そうか。 でも、その嘘は嘘の上に嘘をついた結果だよね それに、僕達の間に身体の関係はない。 だから別れる事も簡単だよね」 「本当にごめんなさい。 お金は必ず返すから」 「良いよ。 あげる。 慰謝料として」 「ごめんなさい」 「もう謝罪の言葉は聞きたくない。 でも1つだけ聞かせて」
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