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「里美、これからは自分を偽らない方が良い。 1つ嘘をつくと、その嘘を隠す為にまた嘘をつく。 それを繰り返すうちに、自分自身を見失う。 何が本当で何が嘘なのかも分からなくなる」 「奏、やり直そう」 「あのさ、傷つけたくないから僕は真実を知っていても、話さなかったんだよ。 どうして僕の気持ちを分かってくれないかな?」 「それだけ私の事を愛しているからでしょ?」 好きだと思っていた気持ちが一気に冷めていく。 もっと理解ある人だと思っていたのは、僕の間違いだった。
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