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「こんな事だろうと思って来て正解だった」
「助かったよ」
「奏は、優し過ぎるんだ」
「なんか女性不信になりそう」
「女なら紹介してやるぞ」
「暫くは勘弁」
「送る」
そんなやり取りを健成さんとしながら、一緒に事務所を出た。
事務所があるビルの前に我が物顔で停まっている黒のレクサス。
そこに行く途中に現れたのは3人のガラの悪い男達。
「人の女に手を出したのは貴様か?」
確かに、その言葉を聞いた様に思うけど、素早い健成さんの足蹴りがヒットして、3人の男達は、地面に倒れている。
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