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様々な心理効果3つ
・映像中に一瞬(人が認識できない程の非常に短い時間)で別の映像を混入させた際、
その映像を見た人の潜在意識に対して影響を与
える効果です。
ちなみに、
サブリミナル効果が世の中に広く認知されたのは、市場調査業者のジェームズ・ヴィカリが1957年アメリカのとある映画館で、
当時上映中だった映画「ピクニック」の映画フィルムに、
「コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」というメッセージを、5分間隔で1コマずつ挟んだ実験をした所、
この映画館でのコーラ(18.1%up)とポップコーン(57.5%up)の売上が上がったことからのようです。
ですが、
実際に効果があるのかは証明されておらず、1962年にはこの説を発表した、ヴィカリ本人が、「データは十分にはなかった」と懐疑的な事を話している上、その後の様々な科学者によるサブリミナル効果についての実験では明確な結果が得られなかった為、今となっては効果は嘘であった説が有力だそうです。
※[サブリミナル]は英語で「意識下」という意味です。
ある文字を長い時間見ていると「こんな字だっ
け?」となる現象の事です。
文字以外にも、顔を見たり、聴覚で音を聴いている時の違和感もゲシュタルト崩壊と呼ぶそうですよ。
ちなみに、ゲシュタルト崩壊を起こしやすい文字は、「傷・借・多・野・今・粉・若・公・化・を・丈・ル」などらしいです。
皆さんはどんな字でゲシュタルト崩壊をしてしまいますかね?
僕は上記以外なら「家」という字でたまにゲシュタルト崩壊してしまいます。
それでは、
もう少し深くゲシュタルト崩壊の詳しい話をしていきますね。
1947年、C・ファウスト(C. Faust)によって失認の、いち症候として報告され、持続的注視と共に健常者にも生じることが知られるようになったようですよ。
※少し自分が分かりにくいと思った単語の意味を下記に記しています。
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【失認】(しつにん)
ある一つの感覚を介して対象物を認知することができない障害のことである。
【症候】(しょうこう)
心身にあらわれた病的変化。症状。
【注視】(ちゅうし)
《名・ス他》じっと見詰めること。注目。
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ついでに、
[ゲシュタルト崩壊の例]でひとつ面白いものがあったので話していくのですが、ひらがなの「ぷ」に句点をつけた「ぷ。」を見ているとボーリングをしている人に見えてしまうというものです。
「ぷ。」
どうでしょうか?
見えないという方は「ぷ」から視点を少しずらして「ぷ」と「。」の間を見つめてみるのがコツみたいです。
※[ゲシュタルト]は、
ドイツ語で「形態」という意味です。
古くからの親しい知人に褒められるよりも、関係性が新しく、馴染みのない人から褒められる方が人の心に響きやすく、嬉しい気分になる心理効果のことです。
ちなみに、アロンソンの不貞の法則の[アロンソン]とは、アメリカの社会心理学者である[エリオット・アロンソン]の名からとられており、
アロンソンの不貞な法則はこの人自身が発見したものです。
この法則には、
「承認欲求」と「内集団バイアス」が関係していると言われているのですが、
これ以上説明していくと長くなってしまいそうなので、今回はここまでにして。
次のページから「承認欲求」と「内集団バイアス」について詳しく話していきたいと思います。
※「内集団バイアス」はいわゆる「身内びいき」のような意味です。
ご朗読ありがとうございました。(1月23日)
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