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皆さんは魔法と言ったら何を思い浮かべますか?
多くの人はゲームに出てくる攻撃魔法を思い浮かべる人が多いと思います。ですが攻撃する魔法以外にも願いを叶える魔法があります。
けれど魔法使いや魔女の多くは願いを叶える魔法を使う者はあまりいませんでした。
多くの魔法使いや魔女は他人の願いなど叶える何て何の特にもならないことをする者はいなかったのです。
そんな中、人間の願いを叶えるために人間界に行こうとしている魔法使いがいた。
「よし…これで全部かな…」
部屋で荷造りをしている彼の名前は
クロート・アンブロジウス
クロートは人間界に行くために自分の部屋で色々と準備をしていた。
クロートが荷物をまとめ終わった。頃に一人の魔法使いがクロートの部屋に訪ねて来て声をかけた。
「…なぁ」
「?…ティル…何?」
クロートが部屋の扉を開けっ放しにしていた。らコンコンと部屋の扉を叩いて入って来た。のはクロートの友達ティル・オイレンシュピーゲイルだった。
「…本当に人間界に行くのかよ」
「当たり前だろ…元々そのために人間のこと色々勉強してたんだし…」
「…けど…誰も人間の願いを叶えてやるのに人間界に行くやつ何て居ないだろ?」
「そうだけど…」
「何で人間の願い何て…」
「願いて言っても多少だよ必ず叶える訳じゃない叶えられるか叶えられないかは人間、次第…僕の魔法はその願いを少し手助けするための魔法だよ」
「…そうだとしても…」
納得していないティルは渋い顔をしてクロートを見ていた。
「ティル…元々決めていた事なんだ」
「…子供のころからの夢だけ?」
「うん…」
「ハァー…わかったよ…」
「ごめん…」
「いいよ…まぁ向こうでがんばれよ!」
「…うん!」
ティルはクロートのことを説得するために部屋に来たのだからクロートの決意はかたくティルは説得するのを諦めて部屋から出て行ってしまった。
その頃
人間界では…
「ハァー…またダメだった…」
一人の青年が肩を落としてとぼとぼ歩いていた。
「おはようございます…」
「おはよう…その様子だとダメだったんだな…」
「はい…あはは…ハァー…」
「…」
青年はバイト先に着いて同僚にそう尋ねられて苦笑いをしてため息をついた。
そんな青年を見て同僚はかける言葉がなかった。
「…(これで4回目だよ)ハァー」
何回目かのため息をついている彼の名前は
作田奏介(21才)フリーター
今年の春に大学を卒業した。のはいいが中々、就職先が決まらずにいた。
「ハァー…(何とかバイトで食い繋いでるけど…そろそろ限界、何だよな…)」
バイトが終わった。奏介はとぼとぼ歩いていた。
その頃
人間界に来た。クロートは…
「…う~ん…困ったな…人間界に来たのはいいが…(宝石を売る店が何処にあるのかわからん…こんなところで魔法を使う訳にはいかないからな)仕方ない誰かに聞くか…」
宝石を買い取ってくれる店を探しながら街中を歩いていた。
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