地獄から光の方へ

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地獄から光の方へ

目が覚めると、、 「あれっ、夢だったかな?」 カバンを覗く。 まだ現実を受け止められない。 カバンを覗いてはショックを受ける繰り返し。 ショックの大きさに1ヶ月程は引きこもりたい気分だったけど、引きこもる事など出来ず、連休明けて会社に向かう。 「おはようございます」 「おはよう!清川さん、今日元気無いけど、どうしたの?」 さすがに、引かれると思い、人には言えない。 「そうですか?!全然元気ですよ♪」 明るく振る舞う。これぞ空元気。 「は~っ。。」 ため息が止まらない。。 会社の帰り道、肩を落とし歩いて居ると、 「あ~正美じゃん!何か遠くから元気無い死人みたいな人が歩いてると思ったら正美だったよ。元気無さそうだけど、どうした?」 その人は中学の2個上の先輩で、郷田真美先輩。 私の地域では、あまりそこから出る事なく、仕事も住む所も、ずっとその場所に居る人が多い。 だから、バッタリ会ってしまう事も多く嫌だなと思う事も多々ある。 その真美先輩は、いつも強引な所もあり有無も言わせない感じ。不機嫌になると最悪なので、私はいつも真美先輩に合わせてきた。 「正美、本当に懐かしいわ!何年ぶりかな?噂は聞いてたよ。結構お酒飲むんでしょ?色々と話しながら飲みたいけど、私も色々と忙しいし、コロナ終息したとしてもまだ、心配だから、今度オンラインで飲み会でもしようよ。」 うわっ、少しダルい展開にはなってきたけど、真美先輩の言った事は断りずらい。。 「もちろんですよ!私も久しぶりに真美先輩に会えて嬉しいし、沢山お話もしたいので、 是非誘って下さい!」 あ~心にも無いことを言ってしまった。。 「じゃあ、また連絡するね!またね!」 それから数日後、日程が決まり、オンライン飲み会をする当日となった。
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