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オヤツの美味しさに驚きながらも、私の目は昴の股間に釘付けだ。風呂上りのスバルくんはふにゃりと柔らかく、昴が身動きする度に、一緒にふらふらと左右に揺れた。
右に、ふらん。
左に、ふらん。
それを目で追う私は居住まいを正し、両足を揃えた美しい姿勢で改めて正面に対峙する。
右に、ふらん。
左に、ふらん。
無意識のうちに、片手が上がる。
右に、ふらん。
左に、ふらん。
タイミングを狙って、そう。今がその時!
右に、ふらん。
ペチ!
左に、ふらん。
ペチ!
昴のスバルくんを、そう、チンを猫手でペチ! と叩く!
猫手でチンペチ! どうだー!
「どうだー! じゃねーよ」
「ふがっ⁈」
いきなり鼻を摘まれて、驚きの余り飛び起きた。
ベッドの上。
自分の隣に今の拍子でゴロリと横たわる、昴の姿。
上半身はパジャマだけど、下半身はズボンもパンツも膝の辺りまで下ろされている。
「昴、なにしてんの?」
なにがどうしてどうなったのかがさっぱり分からず、聞いてみた。
「自分の奥さんに寝込み襲われているところ」
淡々と言う昴がちょっと怖い。
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