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いや、エルと話している時の昴の優しいふわりとした笑顔を、弱った私に見せつけたかったのかも知れない。あー、なんかそっちの方がエルっぽい。
「まあいいや。明日も早いし、もう寝よう」
「ちょっと待て」
「はい?」
「お前はいいかも知れないけど、寝ぼけたお前にここまでやられた俺はどうすんだよ」
「あら」
もう一度下半身に視線を下ろすと、昴のスバルくんがおっきしてた。ええもうそりゃビンビンに。
「さっきのフニャチンはどこに?」
「だからお前がここまで育てたんだろう? って話だよ」
「確かにそうだ」
猫になってペチペチやってたわ。
「ってことで、責任取ってもらいましょうか、奥さん」
そう言ってニヤリと笑うと、昴は貪る様なキスをした。すぐに舌が入り込み、私の口の中を蹂躙する。
「ん……、ふっ」
息が上がって漏れる声が、鼻にかかって艶めいてしまう。仕方ないよね。だって猫と取り合うほど、この人のこと好きなんだもん。
昴は私の右手を取ると、導く様に自分の中心へと持っていった。熱くて張りがあって大きくて、自分の中に収めたくなるほど愛おしいもの。
私はゆっくり、彼のものをなぞり上げた。
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