探偵からの挑戦状

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探偵からの挑戦状

 白磁のティーカップを顔に近づけ、ふわりと上る香りを楽しんでから、澄んだ赤褐色の液体を一口啜る。  探偵・上杉左京はデスクから立ち上がると、スマホの中に、勿体ぶった微笑みを向けた。 「さて、皆さん。我修院光彦を絞殺したのは、誰なのか――もうお解りですかな?」
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