chapter3 生存者

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それからしばらくたち、土屋さんの仲間が戻ってきた。 1人は土屋さんよりも少し若めのおじさん もう1人は20代前半くらいの男性だ。 2人共両手に袋いっぱいの食料を持っている。 土屋さんは車のドアを開けた。 「いやぁ~大量大量!」 「山田さん やっぱりスナック菓子多すぎっスよ・・・」 「こんぐらいいいだろ~!どうせお前も食べんだろ?」 「少しいただきます(笑)」  2人は楽しそうに話しながら車の中へ入ってきた。 いつも通りの日常みたいだ。 「お、少年!起きたか!」 おじさん(山田さん)は車に入るや否や僕の顔を見てそう言った。 「俺は山田義和だ!よろしくな!!!」 ・・・ 「山田さん 圧強すぎっスよ」 「ん・・・そうか?」 「それ、挨拶ハラスメントっスよ!」 「そ、そんなもんがあるのか⁉」 「今作りましたけど(笑)」 そんなたわいもない会話が聞こえてくる。 僕はクスッと笑った。 「少しは元気がでたか?」 土屋さんが僕の顔を見て言った。 僕は小さく頷いた。 「さぁ 出発するぞ!」 土屋さんはアクセルを踏み、車は勢いよく発進した。
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