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不可解な出来事
たしか、さっき、白い服装をした人達が何か呟いていたような気がする......
思い出そうとすると頭痛がして記憶に靄がかかったように思える。
「何だったんだよ!」 そう心の中で考えながら
さっきの人は大丈夫だったのだろうか? と心配にもなる。
「まっいいか! めんどくさい事は考えない!」 と自分に言い聞かせながら気持ち悪い記憶は早く忘れてしまおうとした。
それからは、あの時の出来事は嘘みたいに平穏な日常に戻った。
平穏な日常に戻って穏やかな気持ちになっていた。
「今日も天気がいいな」 空を見上げると真っ青な空で、雲一つない空で気持ちいい。 と、俺の視界に大きな物が落ちてくるのがみえて恐怖のあまりとっさによけた!
ドスン! グシャと大きな音がして何かが俺の顔に飛んできた。頬についた物を手で拭う。
手をみると赤い液体がついていて、横に落ちてきたそれに目をむける......
震えが止まらない。 横たわっているその女は、すでに死んでいるようだった。
意識のないその身体は、俺と目が合い、不敵な笑みとも思える表情をしていて俺の背筋を凍らせた。
俺はその場に座り込み、動く事ができない。
周りの通行人は、びっくりして
「誰か救急車!」 と叫んでいる声や慌てている声が遠くで聞こえる......
救急車のサイレンも遠くで聞こえる気がする。
そのうちに、俺の視界は暗闇に包まれていく。
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