7月8日午前:コルセン-1(少々変更)

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7月8日午前:コルセン-1(少々変更)

********************************* さてさて、物語はコルセンから~始まり始まり。 ちょいちょいうるさいけれど、その辺はご勘弁(かんべん)を。 このステージの先のことを申しておきますとね。 ステージがいくつか用意されていて。 そのステージごとに主人公をちょいちょいっとね、選んじゃおうっていう魂胆(こんたん)で。 というわけで、ここではそうだな・・・。え~と。 あ!あの子にしよう。 伊東ちゃん。 まだ、20代なんだけど、この子、今、が居てね。 なかなか大変そうだから。 さ、電話が鳴っているから、皆さん、ちょっとお静かに。 ********************************* 『電話のコール音が聞こえたら、ワンコールで出る。』 という張り紙を張った主も今日は朝から指定の場所で、目の前にあるパソコンモニターをにらめっこしながらも、さっき掛かってきた電話の対応をしている。 7月に入ったと同時に梅雨明けし、一気に気温が上昇して過ごしにくい暑い日が続いている。 こういう自分ではどうしようもならない鬱陶(うっとう)しい日が続き出すと、やたらとクレームが多くなる。 特に、夏場。 温暖化が進み、毎年のごとく昔より暑すぎる日天気予報でわざわざ報告される。 東京程度の寒さは、何とか着込んだりすれば解消出来る。 しかし、暑さは・・・。 熊谷とか、多治見とか熱いイメージあるけどね・・・。 東京とか、大阪とか、名古屋とか・・・夜も暑い。 大きい街は、熱を籠もらせる建物がタダでさえ多いのに・・・。 エアコン稼働率も高く、熱放出やばい。 でも、ないと死んじゃうし・・・。 と、脱線したけど。 温暖化対策ということで始まった夏場のクールビス対応などでは、どうしようもないのだろう。 そういった暑さの腹いせに、文句がある時に文句を言える所へ不満を言うということらしい。 だからということでもないのだろうが、内容は上げ足取りだったり、クレームに足らないような内容だったりするのだが、それでも一つ一つ真摯に対応していかなければ2次クレームになりかねない。 こっちが少しでも感情のボルテージを上げてしまうと、向こうの感情はとめどなく上がっていく。 そういうこともあってか他の部屋とは遮断された、エアコンの効いた8畳くらいの部屋で今日も3人で仕事をしていた。
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